色々な雑草対策がありますが、どの方法を行なえば良いか、迷っていませんか?
草だらけの場所をどうにかしたいと思っても、結局、草むしりをしているのでしょう。
私の経験上、雑草対策には、人工芝と防草シートの組み合わせが一番効果があります。
生えてこなければ、草むしりの心配は、ありません。暑い時期は、冷たいアイスをかじりましょう!
そこで今回は、雑草対策にオススメしたい人工芝の価格や耐久性、施工の注意点、数年後の様子
などを紹介します。また、分かりやすく説明するために、砂利敷きの雑草対策と比較しますので、
ぜひ参考にしてください。
人工芝の特徴
草を生えさせないために日光の遮断は、絶対条件です。防草シートは、必ず、敷きます。
① 何もやらなくてOK! メンテナンス不要
天然芝で必ず行なう芝刈りや草取り、目土入れ、水やりといったことは、一切不要です。
② 重たくないから材料調達が楽チン
ここでは、砂利と比較してみましょう。
例えば、家の脇を施工場所として、作業面積は、1m×6m=6㎡。
砂利の場合
- ホームセンターに販売している砂利(10kg)に1㎡に必要な量=4~5袋と、表示されていますから、1㎡=4袋×6㎡=24袋を購入します。
- ホームセンターの軽トラックを借りて、積み込む(積んでくれるホームセンターがあります)事前に砂利の保管場所を確保する。
- 自宅まで走行して、保管場所に砂利を下ろす。
- ホームセンターまで軽トラックを戻す。
人工芝の場合
1ロール=1m×3m=3㎡ 6㎡÷3㎡=2ロールをネットから購入すれば、ご自宅に配送。ダンボール梱包ですから、車庫やお部屋に立て掛けるか、横に置きます。
砂利をご自分で用意するより、はるかに楽です。
③ 施工の注意点
- 基本は、カッターで切ります。右の写真は、人工芝の裏側です。黒い部分を触ると硬さがよくわかります。裏の素材が柔らかいと切りやすいが、硬めで、しっかりしていると、曲線のカットは、かなり厳しい。
- 敷く場所の寸法を測って、人工芝の裏に切る印をつけて、カットします。
- 人工芝には、毛並みがあります。毛並みを揃えましょう。
- 排水マスや自然石の場所は、曲線にカットします。
- 裏の素材が薄いものから厚いものがあるので、薄い人工芝は、重量が軽いので専用止め金具を多く使って、固定します。
- ロールの人工芝の作業は、重たいので、2人で行なう方が、スムーズに進む。
④ 耐久性(雑草対策の成功例)
論より証拠ですから、写真と施工されたお客様の声をお聞き下さい。
←2012年(平成24年) 施工から4年経過 当時の参考価格 1M×3M ¥10,000
写真右奥の色が違う部分は、人工芝が足りなかったので、お客様が購入されました。製造元が変わると、同じ緑でも見た目は、全然違います。
このお客様は、お子様が小さいので、人工芝の下に防草シートではなく、クッション的な役割をするマットを敷いてあります。それでも、草は生えません。
(お客様の声)
- 止め金具を不使用ですが、台風の時に2回ほど、めくれただけです。(裏の素材がしっかりしている人工芝を使用したので、重量があります)
- 素人の見た感じでは、変わった所がわかりません。
- とにかく、何も面倒をみなくて良いのが、一番嬉しいことです。
2013年(平成25年)施工から3年経過 上記の写真のお客様と同じ人工芝を使用→
こちらのお客様は、植木の根元に人工芝を敷きました。根元付近に雑草が生えて、取りにくいからです。
(お客様の声)
人工芝のすき間から草が生えますが、かわいいお花が咲くので、このままにしておくそうです。人工芝自体に変わりはなくて、草むしりの心配がないのが、良いです。
←2015年(平成27年)施工してから8ヶ月
上記の人工芝の価格より半値の人工芝を使用
こちらのお客様は、建物の裏側を施工場所にされたので、高価な人工芝は、必要ありません。写真上半分は、お庭から見える通路に施工。写真下半分は、建物の裏側に施工。
(お客様の声)
写真下半分の緑が、サンプルの小さいカットよりも、緑が鮮やか過ぎた。写真上半分の緑は、落ち着いて見えて、気に入っています。2種類の人工芝を選んで、比べてしまう所が反省点です。
⑤ 価格
草丈の種類は、20㎜・30㎜・35㎜・40㎜が主で、サイズは、1m×3m・1m×5m・1×10m・2m×5mとさまざまです。一例ですが、1m×10mで、¥15,500~高価な人工芝ですと、¥30,000以上です。
ここでも、砂利敷きと比較しましょう。施工面積1m×10m=10㎡
(砂利)
1㎡=4袋必要として、10㎡×4袋=40袋 1袋が432円として、40袋×432円=17,280円
(人工芝)
1m×10m(1ロール)=15,700円 どちらも、お安い値段の比較です。
⑥ 購入する時の注意点
- できるだけ有料ですが、サンプルを取り寄せて下さい。
- 色々なサンプルを並べると、画像では、わかりにくい、人工芝の色合いの違いがわかります
- 作業の中で、必ず、曲線のカットが必要となります。サンプルの裏地の硬さを確かめて、可能でしたら、少し、はさみで試し切りをして下さい。曲線が多い場所に使用する場合は、切りやすい人工芝を選ぶ方が良いです。
- 裏の素材が薄いとカットは、楽ですが、軽いので、際から草が生えてくる可能性が高い。
⑦ 利点
- 人工芝・防草シートの材料を揃えることが容易にできる。
- 雑草だらけの場所の見た目が、緑一色できれいになる。
- 施工は、力を必要としないので、女性の方も作業ができる。
- 劣化が激しくなった時に、交換することができる。
- 交換時又は、不要になった時に、小さく切って、捨てることが可能。
- 落ち葉は、ほうきか熊手で掃除ができる。
⑧ 欠点(注意点)
- 火気の使用、タバコの喫煙は厳禁。
- 直射日光が強い場所は、暑くなる場合があるので、注意が必要。
- 見た目の緑が強すぎる人工芝がある。
- 安価の人工芝は、臭いがキツい場合があるので、ペットが嫌がることもある。人は気になりません。
- 必ず、細かい作業をする場所があるので、根気が必要。
- 草丈の長さと密度によっては、つなぎ目がはっきりしてしまう。
- 際から草が生えてくるので、早めに抜き取らないと、雑草だらけになる。(⑩ 数年後を参照)
⑨ 最も重要な下地作り(整地)
人工芝を施工する場所の現状は、どうなっていますか?
- 雑草が生えている→草むしりが必要。ドクダミやスギナなど、根が地下茎でつながっている雑草が生えている場合は、掘り起こして、根をできるだけ取り除く。
- 砂利敷き→撤去と処分
- 排水マスや平板がある場合→人工芝の草丈を考慮して、地面が高い時は削って、低い時は土を入れて、地面の高さを調整します。
人工芝だけでなく、レンガやコンクリート、タイル張りなどの出来栄えや作業効率は、すべて下地が平らかどうかで決まります。
人工芝の場合、水抜き穴が等間隔であります。しかし、雨水の多くは、水抜き穴よりつなぎ目と際から地面に浸透していると、思われます。
施工する地面がデコボコがだったり、勾配が正しくないと、人工芝の下で、水たまりができて、いつも湿気がある状態になります。そして、ぬかっている場所を歩くと、知らないうちに、どんどん溝が深くなっていきます。完成した人工芝の上からデコボコがわかるような下地は、手抜き工事と同じことです。
又、デコボコだと、人工芝にたわみができて、きれいに敷けません。敷いてから、やり直すことは、ひじょうに疲れます。
この作業は、プロに任せることをおススメ致します。詳しくは、トップページのお知らせの中の「人工芝をやってみたい!草むしりのお悩みを解決する雑草対策」を参照して下さい。
⑩ 敷き始めは、きれいに見えるのは、当たり前 数年後の様子
←防草シートなしの砂利敷きです。草があちこちに生えています。
施工から3年経過
防草シートありですが、草が生えています。→
下の写真は、施工から3年経過した人工芝のお庭です。人工芝と飛び石の際から草が生えています。
人工芝を敷いても、必ず、すき間と際ができます。そのわずかなスペースから草が出てきます。こちらのお客様は、もう少し早めに、際から出てきた草を取らないと、さらに草だらけになってしまいます。人工芝自体にメンテナンスは、不要ですが、際から出てくる雑草は、見つけ次第、取り除いて下さい。
まとめ
いかがですか?
この記事で、人工芝の特徴や注意点、数年後の良いお庭と手が行き届いていないお庭が理解できたことでしょう。下地さえ、きちんとしていれば、人工芝の施工は難しくないと思います。これから、雑草対策をお考えの方の参考になれば、幸いです。