コニファーが大きく育って、お困りではありませんか?
こんなに大きくなるなんて、知らなかったわ!
実は、コニファーは意外と簡単に掘り上げることができます。
そこで今回は、コニファーの植栽が中心のお庭のリフォームを施工例とともに、紹介します。
また、庭造りの節約方法も掲載していますので、ぜひ参考にして下さい。
コニファーの欠点について
大きく育ったコニファーを切り戻して、スマートな三角形の樹形に、小さく仕立て直すことが、難しい木です。生長の遅いコニファーならともかく、生長の速いコニファーは、どんどん大きくなってしまうので、どこかで、掘り上げる決断をしないと、大変な費用がかかる可能性があります。
しかし、コニファーの根は、あまり張らなくて、たいてい太い根が1~2本です。幹の太さの見かけより、意外とスムーズに掘り上がりますから、早
い決断をする方がお安い費用になることは、間違いありません。
施工❶ まずは現状
- 植えてから5年が経過。
- 植栽は、図面通りの配置で、a.レイランドヒノキ b.スカイロケット c.ヨーロッパゴールド d.グリーンコーン e.ブルーアイス f.ムーングロウ g.ゴールデンモップ。ア.グミ
- 赤✖ は、生長の速いa.レイランドヒノキとe.ブルーアイスは、10ヶ月前に掘り上げました。(グミも同様)
- 青✖ は、お客様が掘り上げました。
施工❷ 作業内容
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ブルーの葉がきれいなので、e.ムーングロウだけ残して、あとの2本は掘り上げる。
- ブロックの上とフェンスの前にレンガを積む。
- 前の勝手口を目隠しできる新規植栽を予定。
- 植栽の配置は、将来的に植木が大きくなることを考えて、前回の9本から5本に減らします。又、お庭に植わっているのに、存在が薄い植木達を、メインのお庭に移植します。
- 右の図面は、最初の植栽配置を予定した図面です。
施工❸ 節約作業
- コニファーの枝葉の片付けと処分。
- 掘り上げたコニファーの根についている土を落として、ノコギリで細かく処分。
- 支柱の丸太と竹の処分。
- レンガ積みのモルタル(セメント+砂+水)作りと目地入れ&目地切り作業。
施工❹ 作業変更
最初に工事内容を決めることは、大事なことですが、図面だけ見せられても、完成イメージが浮かびません。徐々に作業が進むにつれて、当初の考え方と違った考えが浮かんできたりします。
お客様自身が考えて、ご家族で話し合って決めることは、お庭作りに、とても大事なことです。
- レンガ積みが終わり、ムーングロウを移植するために掘り上げましたが、お客様が気に入らないので、植栽の配置を考え直します。
- 移植予定のキンカンが目隠しの配置に、適合すると考えて、移植しました。お客様の同意を得たので、決定です。
- 奥様がオリーブとジンチョウゲを希望されたので、それぞれを新規植栽にして、既存のオリーブは、おしゃれな鉢に植え替えします。
- 右の図面は、最終的に決まった植栽配置の図面です。→
レンガの前の砂利は、レンガに雨で跳ね上がった土の付着で、汚れが目立つのを防ぐ対策です。写真右→
まとめ
お庭作りは、完成させてはいけません。これから、お客様が使えるスペースが必要です。お花や低木、グランドカバー的な植物を自由に植えて頂きたいので、植木の間隔を広くしてあります。
詳しい施工前と施工後の写真を施工例の「ワンくん参加?家族でわいわい楽しくできる庭作り施工事例」に掲載しています。