レンガの花壇に亀裂が入って、お困りではありませんか?
できれば、レンガを壊したくないですよね。
でも、このままにしておけば、亀裂はどんどん大きくなって、いずれは壊れてしまう。それこそ、大損害です。
そこで、この施工例は、レンガ花壇を壊さずに植木を抜く作業を紹介しています。ぜひ、参考にして下さい。
施工❶ 依頼内容
写真は、住宅地によく見かける門の前のシンボルツリーが植えてあるレンガ花壇です。レンガに亀裂が入って、少し上にズレています。レンガの内側にヒメシャラとサツキが植えてあります。
施工❷ 原因
長年にかけて、内側の植木の根が生長して、レンガを内側から圧迫し続けている結果だと思われます。
施工❸ 作業の選択肢
1. レンガの補修だけを行なって、あとは、そのまま。(いつ、レンガが崩れるかは不明)植木を掘り上げて、レンガの補修をする。
2. レンガを壊して、植木を掘り上げ、元通りのレンガを積み直す。
3. 植木を掘り上げて、レンガの補修する。
施工❹ 植木を掘り上げて、レンガの補修をする
道路に面している場所なので、根をすべて切って、クレーンで吊り、レンガを壊すことなく無事に掘り上がりました。
しかし、レンガに当たらないようにして、限られたスペースで、スコップを使うのは、庭に植えてある植木より、難易度は高いです。
施工❺ 植木を掘り上げて、わかったこと
やはり、レンガに亀裂が入った場所には、太い根がありました。
そして、もう一つ考えられることは、ヒメシャラの上にサツキが8株植わっていました。根は、水や栄養を吸収する役目がありますが、土の中の空気も必要です。自分の上にサツキの根があるわけですから、きっと、苦しくて空気が欲しかったでしょう。その証拠に地上に向かって、細かい根がたくさん生えていました。
この花壇の中は、ヒメシャラとサツキの根が争っている状態が続いていたと思われます。植木の根元に低木が植わっていると、確かにきれいに見えます。しかし、花壇のような限られたスペースでは、植木の根の生長を考慮しなければいけません。
まとめ
レンガを壊わさなくても、掘りあげることは可能です。このお客様のように、レンガの中に植わっている植木が生長して困っている方は、少なくないはずです。でも、「早急にやることじゃないから」「見積りしたら、高くて無理だわ」などの声は、よく耳にします。
もちろん、植わっている状況によって、費用は変わりますが、植木は生きている以上、生長します。
どこかで決断が必要です。
いくつかの業者に見積りを依頼するか、他に良い方法はないかなどを考慮してくれる業者を見つけたら、幸いです。