あなたは、前回、いつ頃に植木の剪定を行なったか、覚えていますか?
前回の剪定から次回の剪定までを植木の剪定間隔(名称は、自己流)と私は呼んでいて、この間隔が植木の剪定費用を大きく左右すると言い切れる。
植木は、絶対、伸ばし放題にしてはいけない!
剪定のやり方や剪定の時期よりも、剪定間隔を重視してほしい。
そこで今回は、剪定間隔を守っている事例と伸ばし放題になっている事例の違いを紹介します。剪定間隔がどれほど剪定費用に関わってくるのか、そして、あなたの植木が伸ばし放題なら、ぜひ、この記事を読んで、早急に剪定を実施して頂きたい。
まずは、下の写真をご覧ください。
【参考データ】
- コニファー(ヨーロッパゴールド)の剪定
- 2年に1回の剪定
- 高さ:2.2m(施工後)
- 写真の他にコニファー6本の剪定。合計9本で剪定費用は、14,000円。
施工前の写真のように、毎回、枯れ枝が出て、その度に付け根から切っているので、美しい樹形というわけにはいきません。しかし、コニファーは、1年でびっくりするほど伸びませんから、2年に1回の剪定で樹形を保つことができます。
次に、もう1枚の写真をご覧ください。
写真とこの後の記事は異なりますが、イメージを浮かべて頂きたいので、公共の場のコニファーの写真を載せました。
コニファー(コノテガシワ) H:約7.0m
ネットで、こんな記事を見ました。
コニファーが電線まで、伸びています。伐採するのに、6~7万くらいかかるそうです。
写真のコニファーが、庭に植わっていると、イメージして下さい。
詳しい現状のことは、わかりませんが、コニファーは、針葉樹なので、切り戻すことが難しい。樹形にこだわらなければ、小さく仕立て直すことは不可能ではないが、現状の大きさから、あまり変わらないだろう。すぐに伸びてしまうくらいなら、思い切って伐採なのか、あるいは、ご近所からの苦情で伐採を迫られたのか…⁈
ところで、あなたは、この伐採費用を高いと思いますか?
私は、高いと思いません。どんな理由であれ、これは、あなたが伸ばし放題にしたばっかりにかかる費用だ‼
ヨーロッパゴールドの写真は、今回の剪定で、10年目です。2年に1回の剪定で、費用は、14,000円。単純に1年で7,000円。比べることは、できないが、10年で70,000円。ネットの記事のコニファーが、10年伸ばし放題にしたかは不明だが、7万円かかるなら、費用はそんなに変わらない。
でも、9本の剪定費用と1本の伐採費用の違いに、伐採だから、根が残る。次に新しい植栽は無理。根まで掘るなら、もっと費用がかかるだろう。植木1本に、大工事だ。ホント、もったいない…剪定間隔を守っていれば、10年経っても、施工後の写真の大きさを維持できる。そして、これからも。たとえ、いずれ抜く時がきても、最低限の費用で済むことは間違いない。
まとめ
木は、生きています。「まだイイわ」、「剪定は、来年にしようか」そんな積み重ねで、気づいたら、こんなに大きく生長していたのかもしれない。
植木の剪定や伐採は、大きくなるほど、高額な費用になります。
だから、うるさいくらいに言いたい‼
植木は、絶対に伸ばし放題にしては、いけない。
あなたが、一生懸命に働いたお金がもったいない(涙)
今回は、コニファーを取り上げましたが、5~6月は、植木を小さく仕立て直せる時期です。あなたの植木が伸びているなら、ぜひ、決断して剪定を行なって下さい。
そして、あなたに合う剪定間隔を見つけてほしいのです。
剪定間隔について、詳しいことは、【植木の豆知識】「業者選びが迷う?植木の剪定を失敗しない4つのルール」の中の2. 伸び放題にしてはいけません!あなたに合う剪定間隔に掲載していますので、参考にして下さい。